今のおうちと昔のおうち~前編
皆さま、静岡県東部ですまいの相談をするならでおなじみの 静岡県の住宅相談カウンター『すまいデザイン』北浦でございます。
今回はすまい相談のなかでもお客様からご質問が多い 『今の新築住宅』についてお伝えしていきたいと思います。
昔と全然違う!窓ガラスの性能
実は新築を検討される世代が育った家は、 20年前から30年前くらいに建てられた家のことが多く、 そのイメージで現在の新築住宅を見学されると設備や機能の違いにびっくりされる、 もしくは何が良くて何が悪いのか分からない、選べない、なんていうお悩みもあったりします。
よくいただくご質問の中に『窓ガラス』があります。

普段はあまり気にも留めない存在の『窓ガラス』ですが、 大きく分けて2つの部材からできています。
- 窓ガラス
- サッシ
①窓ガラス
窓ガラスの素材はプラスチックもありますが、一般的なものは『ガラス』が使われます。
このガラス部分が昔は1枚使われるのが一般的でしたが、 現在は複数枚使われるのが主流になっています。
2枚だと複層ガラス(ペアガラス)、3枚だとトリプルガラスという名前で、 断熱性能(熱の逃げにくさ)に違いが出ます。
部屋の温度は窓から抜けていくため、ガラス部分を分厚くして、 温度を一定に保つ役割を担っています。
断熱性能が高ければ、一年中快適な室温で過ごすことができ、ペットと一緒に暮らす方も安心ではないでしょうか。
省エネ効果や、ヒートショック予防にも繋がり窓ガラスだけでも家の性能に関して大事な役割を果たしていることがわかります。
北欧など極寒の地域では一般的に複層ガラスやトリプルガラスが採用されています。

それだけ断熱性能が高く、室内を快適に保つ役割果たし、家族の健康を守っているんですね。
北欧ほどの寒さではない日本でも、近年はトリプルガラスを標準仕様にする住宅会社が増えました。
「高気密・高断熱」は住宅のキーワードとしてよく目にするのではないでしょうか。
今は国が「ZEH(ゼッチ)」という省エネ住宅の普及を目指しており補助金や減税といった施策もあります。
メリットだらけの窓ガラスの性能。
複層ガラスはほぼ標準仕様となりましたがより高い性能を求めるならトリプルガラスもおすすめ。
リフォームをする際、または新築の際の住宅会社を選ぶ基準としてぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。


自分にピッタリの条件で選ぶ
せっかくなら性能もデザインも考えたい、そして自分でもしっかり理解しておきたいならまずは住宅相談カウンターへ。
トリプルガラスが標準仕様の住宅会社や、なるべくお得に高性能で建てられる住宅会社をご紹介します。
②サッシ
ガラスをはめ込む枠ですが、『サッシ』といいます。

『サッシ』と言われてどの部分か分かる方もいれば、ピンとこない方もおられます。
私も家を買った当初は『サッシ』って何?どれのこと?って思っていました。
小さい窓のサッシもあれば、大きい窓のサッシもあります。
この『サッシ』も昔は『アルミサッシ』が主流でしたが、 現在は『樹脂サッシ』が主流となっています。
樹脂とは大まかにいうとプラスチックです。
昔は金属(アルミ)サッシだったものが、プラスチック(樹脂)サッシになったということですね。
その理由の1つが『結露』です。
結露とはガラス面の温度と室内温度に違いがあると窓に水滴がつき、 カビや腐食を引き起こす要因になるため、すまいにとっては無い方がよいものです。
金属サッシの方が強度は高いのですが結露しやすい素材であるため、 より結露しにくいプラスチック素材が主流になってきています。
その他の理由として金属サッシよりも防音性と断熱性が高いことも挙げられます。
アルミ製の金属サッシよりもいいことばかりに思えてしまいますが、 その分設置費用や部品の金額は高くなるため、予算の圧迫には注意が必要です。
今回は地味ながらも家の性能に大きくかかわる『窓』と『サッシ』についてお伝えしましたが、 まだまだ今と昔の設備には違いが多くありますので次回以降に続きます。 今後も『すまいデザイン』をよろしくお願いいたします。


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